愛のため以下略

私の愛を軽く見るな

アンジュルムのチェキ会に行ってきたよ

今さら?という感じはありますが、初めてアンジュルムのチェキ会に行ってきました。自分の覚書用の雑多なブログです。


ハロオタ十数年やっててチェキ初めてなの?と言われそうですが、なんとなくチェキやお話し会ってハードルが高かったんですよね。いやメンバーと至近距離で話すって怖くない??無理じゃない??? Twitterでは友達みたいに「やあやあ」ぐらいのノリでメンバーに話しかけてるレポがよくありますが、なんでそんな堂々とメンバーの横に行けるのか理解できない。怖い。リリイベにくっついてくる握手やたまにあるお見送りですら怖い。視界に私を入れないで欲しい。

とはいえ、このご時世いつ推しがいなくなるか分かりません。いつまでもいると思うな親と推しとはよく言ったものです。私が信頼して推している大好きなあの子だって、(絶対絶対ないとは思うけど)いつどんな文春砲を浴びるまたは裏垢流出その他の事情により活動を停止するか分からないのです。今年の2月の事件はハロオタの心に深い傷を刻みました。マジ文春は余計なことしないで。

ということで、これはライブやリリイベは何度も行ったことがあるがチェキ会は初めてというオタクがチェキ券を得てチェキを撮るまでの記録です。

チェキ券を得る

チェキ会やサイン会、お絵描き会などの接触系イベントは、ハロプロの場合CDの発売記念イベントとして行われることが多いです。詳細は公式サイトで告知されます。

↓おそらくURLは使い回し。8/1時点では29thシングルの発売記念イベントページです。

アンジュルムシングル29th発売記念【チェキ・サイン・お絵描き・トーク会】|ポニーキャニオンショッピングクラブ

文字がクソ多い。
最初だし一応全部読みました。注意事項が多い。このページを通過させることでオタクのリテラシーを試している気すらする。
今回の場合、チェキはCDが複数枚セットになった「スペシャルBOXセット」を購入すると入手できます。だいたい9,000円ぐらい。抽選ではなく先着順なので、お金さえ出せば確実に手に入るという点では良心的ですね。なお余程の人気メンバーでない限り1分で売り切れるようなことはありませんし、最初の販売期間内に買えなくても「○次販売」のような形で複数回販売してくれます。親切。

微妙な罠としては、複数メンバーでのグループ販売であることでしょうか。
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例えば29thシングルの場合、竹内朱莉ちゃんとチェキを撮りたいなら「グループ A:竹内朱莉、松本わかな」のCDセットを買うことになりますが、チェキ券は同グループ内のメンバーからランダムに選ばれる(メンバー指定はできない)ため、1枚購入だとわかなちゃん/タケちゃんのどちらのチェキ券が当たるのか、発売日にCDセットが届くまで分かりません。
ちなみに「1枚購入だと」と書いたのは、グループ人数分を一気に買えば全員分のチェキ券が貰えるからです(※2021年6月現在)。つまり上記の場合だと、グループAで2セット購入すれば(つまり約18,000円払えば)わかなちゃん・タケちゃん両方のチェキ券が届きます。
※あくまでも現在のアンジュルムの仕様なので、今後や他グループでどうなるのかは保証できません。

今回は推しと確実にチェキを撮りたかったので同グループで2セット購入しました。2万以下で確実に撮れるなら安いもんだ。

会場に行く

会場はベルサール新宿グランド。西新宿にあります。新宿駅から歩けなくはないですが微妙に遠いので注意。私は地下鉄西新宿駅から行きました。
地下鉄西新宿駅から同志っぽい人がわらわらいたので着いていきます。ベルサール新宿は普通のオフィスビルに入っているイベントホールです。仕事で何回か来たことありました。

整列

チェキ会は1部・2部のように時間帯によって部に分かれており、自分が持っているチェキ券の部の入場時間に会場外で整列をします。拡声器を持ったスタッフさんが指示をしてくれます。
ベルサールの整列場所は日陰でしたが、屋外なので夏場は結構きついかも。なお近くにコンビニのようなものは見つけられず(私が見つけられなかっただけであったのかもしれないけど)、会場内の自販機はホール内出口付近にしか見当たらなかったので、飲み物は自前で持っていくのがおすすめです。
整列中にCOVID追跡システムに登録します。登録完了画面またはメールを提示しないと入れません。
そして整列中に、ポーズ指定用紙に記入します。チェキをスムーズに進めるためにどんなポーズがいいか書く用紙なのですが、撮影時スタッフさんがメンバーと本人の前で読み上げてくれますので恥ずかしいことは書かないようにしましょう。レポによると「セクシー」などはNGワードのようで読み上げてもらえないそうです。

建物入場

まずは建物の中に入ります。この時点では

  • 手指のアルコール消毒
  • 靴底の消毒
  • バインダー、ペンの回収
  • COVID追跡システム登録完了画面の提示

などを経て、建物の中へ。

会場入場

チェキ会場は建物の中のイベントホールです。そこに入る前にもう一度整列し、前の方から入場します。入場時にチェキ券をチェックされます。
あまり大きな声では言えないですが、チェキ券のチェックはおそらく適当です。多分なんとなくしか見てないと思う。申し込みページには本人確認あるかもよ的なことが書いてありますが全くなかったです。

メンバー列に整列→チェキへ

ホールに入ったら、各メンバーの列に並びます。メンバーはパーテーションの向こうにいるので整列場所からは見えません。
自分の番が近付いたら、
近くにあるテーブルに荷物を置く
→金属探知機でチェック
→チケットとポーズ指定用紙をスタッフさんに渡す(この時点でポーズ内容を確認されます。またマスクを外すかどうかも確認されます)
→チェキブースに案内されてメンバー横に座る
→スタッフさんがポーズを読み上げてチェキ撮影
という流れ。メンバーとの間には透明ビニールシート的なものが設置されています。

メンバーは声を出すのを控えているのか会話をすることはできませんが、ジェスチャーや表情で目一杯歓迎してくれたり見送ってくれたりしてもう本当に可愛かったです。好きが増しました。ありがとう。生きててくれてありがとう。

チェキを受け取って確認

ブースを出たらスタッフさんからチェキを受け取ります。あまりの緊張に受け取るのを忘れて去りそうになった。スタッフさん呼び止めてくれてありがとう。うわあ恥ずかしいと思ってたら私の次の人も忘れそうになってスタッフさんに呼ばれていたのでチェキ会ではよくあることなのかもしれません。

会場内には「チェキ確認スペース」があります。そこでチェキがはっきりしてくるのを待ち、確認し終わったら外に出ます。お疲れ様でした。


総じて

めっっっっちゃくちゃ楽しかったです。メンバーは可愛いし、オペレーションもスムーズで快適でした。ただこれはアイドル現場あるあるなのですが、夏場は異常な匂いを放つオタクがいるので、マスクはしっかりしていきましょう。オタクはちゃんとお風呂入って洗濯した服を着てきてください。

それにしてもアンジュルムの現場は女の子が増えましたね。チェキ会だからかも知れませんが、みんな可愛い服を着てたり衣装のコスプレをしてたりして可愛かったです。また行きたいな!



いつかあの子がアイドルじゃなくなるときは来るし、私は同じ熱量で推せなくなるときが来るかもしれないけど、誰かを大きな愛で愛したことを記録に残しておくのは悪くないかなと思うのです。またブログ書こう。

愛を叫ぶ場所があることと、誰かの何かを消費していること

そりぱの円盤が発売されましたね。

フォロワーさんにお誘いいただき、たいへん幸運なことに夜公演に行くことができました。マジで一生忘れないレベルのご恩なので、しつこく恩返しをしていこうと思います。たくさん遊びましょう。でもそれ私が楽しいだけだな……。何か欲しいものあったら言ってください(私信)


イベントやコンサートが通常通り開催できなくなった生活の中で、あの夜のことを時々思い出します。久しぶりにライブで吐きそうなくらい緊張した。ライブ行くとき何の必要もないのにおたくがめちゃめちゃ緊張するのほんと謎ですね。毎日のように聞いていたSolidSの歌が約1年半ぶりに生で聴けると思ったらなんだか情緒がぐちゃぐちゃだった。超楽しみなのに帰りたいという謎の気持ち。バグかな。
おたくやってると何回か「この景色たぶん走馬灯に出てくるわ」というシーンがあって、ステージに4人が出てきた瞬間、そして真っ赤な客席の前に立つ4人を後ろから映したモニターの映像は、my走馬灯の中でも間違いなく上位に入るでしょう。


ハロプロと二次元のおたくを、いずれもゆるく長年やっています。
ハロプロの場合、規模の大小はあれど春夏秋冬なんらかのライブがあり、それ以外にもリリイベなどでミニライブ的なものが頻繁に開催されているので、こんな非常事態でもなければ生のパフォーマンスを観る機会に不足することはほぼない。
一方、二次元作品のイベントは完結などの節目に開催されることが多く、定期的に実施されることは稀。そしてイベントが実施されたとしてもトークやミニドラマ主体で、そりぱのようなライブイベントは開催されることすらめちゃめちゃ貴重。開催できても多くて年1、単発1回きりで終わることも多い。うたプリみたいに定期的にライブイベントが実施される作品は王族だと思ってます。アイドルで言うと嵐レベル。
ツキプロの場合2018年にアーティスト4組合同のライブが富士急という縁もゆかりもない場所で開催されていたので、なんならもうライブイベントはないのかなぐらいに思っていた。中の人たちも業界最高レベルに忙しいでしょうし。そんな中で開催までこぎつけてくれた方々に感謝です。

二次元アイドル作品は一通りバブルを終えた感があるけど、それでもまだたくさんある。ツキプロと同じような作品はたくさんある。その中で、ツキプロが、SolidSが、選ばれ続けるとは限らない。私が選び続けていても、選ぶ人の絶対数が減れば、ライブはおろか新曲や新作ドラマが供給されなくなる日も、来るかもしれない。そんな中であの日、SolidSへの愛を叫ぶ場所が東京国際フォーラムにあったこと。音楽の渦に飲み込まれることができたこと。月並みな言葉だけど、本当に奇跡だと思った。


そして先日笑っちゃうぐらいタイムリーに中の人のひとりがフライデーされていて、声優さんも大変だなと思った。彼は、果たしてなぜ、何のために私生活を暴かれたんだろう。

あの夜、ステージに立っていたのはキャラクターではなく、生身の人だった。一挙手一投足に歓声が上がるその姿はさながらアイドルだったけど、キャラクターに声を提供してくれている、それ以上でもそれ以下でもない、私たちと同じ生身の、それぞれに感情や思想を持つ人たち。さまざまなリスクを抱えながら、エンターテイナーとして人前に立ち続けることを選んでくれた人たち。
少なくとも、あなたがそこに立ってくれたからあの夜が最高のエンターテインメントとして成立していたことは確かで、それで私がその夜からも生きていけたことも確かなんだけど、キャラクターの中の人を、キャラクターと紐づけたまま三次元の場に引きずり出して消費するような真似を、私たちはこのままし続けるんだろうか。

消費し尽くした先に何が残るのか。生き残り続けたとして行き着く先はどこなのか。私が消費しているのは誰の、何なのか。答えはないし、答えを持ったところで私にできることはおそらくないのだけど、せめて誰かの何かを消費している当事者として、その人がおかれる環境に意識的でありたい。

自粛生活で必要じゃなかったものと、やっぱり必要だったものの記録

緊急事態宣言がやっと解除されて、ぽつぽつお友達と会うようになった。在宅勤務だったりそうじゃなかったり、家庭があったりそうじゃなかったり、立場や環境は様々だけど、総じてコロナ禍で必要なものとそうじゃないものがはっきりしたよね、という見解はふわっと共通しているのが興味深かった。

比較的物欲と煩悩に溢れている人間なので、特に用がなくても店に行って気に入ったものを見つけては買い、Twitterで評判の良いものを探しに行ってはまた別のものも一緒に買い、ライブやイベントに行っては狂った金銭感覚で謎グッズを買う、という生活をしてきた。
おたくとして長らく生きてきたのでお金を使うことに対するハードルが低い。特に意味を考えずに消費しているものも多かった。チャネルを遮断されて初めて、これってもしかしていらなかったのかと立ち止まるようになったのだと思う。そう思ったら、今の感覚を言葉にして残しておきたくなった。

これはコロナ禍で感じた、必要じゃなかったものと必要だったものの記録です。行き場を失った物欲と煩悩の行方でもある。あとから自分が読み返してこんなこともあったなと思うための、自分用の記録。

(必要じゃなかったもの)LOVE度が微妙な服

毎日会社に行かなくなると社会のために服を着なくなる。そのとき、クローゼットの中に「超好き」とはいえない服がたくさんあることに気づいてしまった。すごく可愛いわけじゃないけど会社以外に予定がない日にはちょうどいいファストファッションの服とか、社外の人に会うときにしか着ない趣味じゃないけど社会性を示すビジネス服とか、クリップの強さが微妙で長時間装着できないイヤリングとか、安いまたは便利そうだからつい買ってしまったけどあまり着なかったアクセサリーや靴とか。

あらゆるものをメルカリで売った。売れるたびに、クローゼットが好きなものに凝縮されていくようでわくわくした。好きな服しか入っていないスペースはこんなにも人を幸せにする。今までは手に入れることでしか幸せになれないと思っていたけど、捨てることによっても幸せになれると気づいたのは大きな学びだった。

(必要じゃなかったもの)石鹸で落ちないコスメ

テレビ会議でしか人と会わない→日焼け止め+石鹸落ちコスメでメイクすれば十分→クレンジングが必要なコスメの使用頻度が圧倒的に減ったので、ほぼすべて手放した。売れるものはメルカリで売った。メルカリ、デパコスなら使いかけのコスメでも当たり前に売れてびっくりする。
クレンジングをしなくなると肌調子が一気に良くなりますね。石鹸落ちコスメのラインナップは以下の通りで、今のところ不便は感じていません。

  • MIMC ミネラルリキッドリーファンデーション
  • MIMC ホワイトニングコンシーラー
  • MIMC ミネラルクリーミーチーク、ビオモイスチュアチーク(血色がないと死人になるので)
  • MIMC ビオモイスチュアアイシャドウ(ミネラル系としてはカラバリが豊富)
  • rms beauty ルミナイザークワッド(超超超便利なバイブスぶち上げコスメ)

メイクをする理由には外向きと内向きがある。前者は社会性を示すため、後者は自分のバイブスを上げるため。出勤頻度が減って外向きの理由がほとんどなくなったら、メイクはただただ自分のためにするものになった。テレビ会議だとアイシャドウの色なんて分からないから好きな色を塗っていい。結果、非常に楽しい。

(必要じゃなかったもの)グッズ

おたく生活の話。もともとたくさんグッズを買う方ではなく、イベント行って物販やってたら買う、ショップ行って気にいるものがあれば買う、という程度だったけど、イベントもショップもないので全然買わなくなりました。アクリルストラップ、タオル、ポーチ、その他もろもろの、推しや関連ロゴがプリントされたものたち。

ないならないで全然大丈夫だと気づいてしまったのは幸なのか不幸なのか。そもそもグッズって何のために買うんだろうね。品質や実用性に対して明らかに高額な品物をあんなに買っていたのはなぜなんだろう。偶像崇拝に近い。アイドルだから当たり前か。と、考えだしたらぐるぐるしてしまって答えが出なかったので、きっとイベントやショップが元通りになっても買う頻度は減るんだろうと思いました。
買った当時は確実に私を幸せにしてくれたアクリル製品や布製品たち。次に会えるのはいつだろうね。とはいえ実用性の高いペンラやTシャツ、タオルはこれからも買うと思います。冷静に考えてペンラが実用性の高い部類に分類されるの意味分かんないな。

(必要だったもの)テンション上がるワンピース

とにかく日常の選択コストを最小化したくて、服をワンピースに絞った。ボトムスとトップスの組み合わせ考えるのめんどくさいなと思って始めたことだけど、私にとっては服を選ぶ時間的・思考的なコストを大幅に削減できてメリットしかなかった。今季はフレイアイディーとセルフォードで6着ぐらいワンピース買いました。どちらもアラサー向けの大人シンプルデザインかつ手入れしやすいポリエステル素材(重要)のワンピースが充実しています。好き。

(必要だったもの)イヤーカフ

マスクしてると髪を耳にかける→耳がむき出しになる→なんかアクセサリーつけたい という流れ。普通のイヤリングだとマスクを着脱するときに取れてしまってストレスなので、取れにくく圧迫感がないイヤーカフが最適。テレビ会議は顔しか見えないので、耳まわりにポイントがあるとテンションがあがる。イヤリングと違って耳をはさまないので、長時間つけていても痛くならないのも嬉しいところ。

(必要だったもの)可愛いフラットシューズ

通勤がなくなると明らかに運動不足になる。ので、意識して外を歩くようにしていました。そのために永遠に歩けるフラットシューズが必要。最近は流行ってるからかスポサンがたくさん出ていて楽しいです。
近所を歩くレベルのことだけど、歩きやすくて可愛い靴なら楽しさが2倍になる。

(必要だったもの)ネイル

ネイル、ほとんどしない派でした。誰かの結婚式なんかのイベントのときにするぐらい。
でも在宅ワークになって誰とも話さず誰とも向き合わず過ごす時間が長くなるにつれ、せめて目に入る部分は綺麗にしておこうと思うようになりました。人と接さないと意識は自分に集中する謎現象。
すぐ飽きる予感がするので、塗るのも落とすのも簡単なプチプラのポリッシュを中心に楽しんでいます。キャンメイクはすごい。



(必要だったもの)ツイステ

ディズニーツイステッドワンダーランド。いや〜〜〜〜楽しいです。レベル上げもストーリー回収もちょっとずつしか進められない地道さが、自粛生活で時間と探究心を持て余したおたくにとって救世主だった。ゆるやかに課金しながら楽しんでいます。今のところハーツラビュルが好きですが、きっとみんな好きになると思う。


必要かそうじゃないかを判断する物差しは必ずしも実用性じゃないしきっと人によって違うから、他の人の価値観も聞いてみたいなあ。好きなものだけに囲まれて健やかに生きていきたいですね。

装いについて、年度末に死なないための覚書

最近仕事でもプライベートでも意思決定を求められることが多かった(自分比)。普段のらりくらりと生きているのでジャッジする場面が連続するとそれだけで結構ストレスである。あれを決めるこれを決めるそれをどうする。選択肢から選ぶもの、選択肢そのものから考えるもの、そもそも何を決めるのかから課題設定しないといけないもの。影響度も抽象度も多種多様で、年度末ゆえに期日は総じて厳しい。短期間で無理やりゴリゴリ終わらせていくと、気づいたら脳が疲れていた。

思考の体力も身体の体力も有限な中頭をフル回転させていると、もう余計なことで脳細胞を使いたくないな…という気持ちになってくる。服を選ぶのって楽しいけど、結構頭使いません?もうそれすらできるだけやりたくないんですよねこの季節。ということで、死にそうになっている年度末、服装に関して

・ちゃんとした大人に見え
・それなりにテンションが上がり
・ナメられず(重要)
・判断コストを最小化できる(1番重要)

ための工夫について、書いておく。これは来年の今頃の私のための記事です。

基本の服をワンピースに統一する

あらかじめ完成されている服を選ぶことで上下の組み合わせを考えるコストを最小化する作戦。毎日ワンピースでいっか!と決めると本当に楽です。困ったらワンピースだ。

別にワンピースじゃなくてもいいのですが、「ちゃんとした大人に見える」「ナメられない」という基準に照らし、ある程度ちゃんとして見え、かつ場面に合わせた服をセレクトするという工数を減らすために汎用性の高い服。値段は関係なく、ユニクロでもguでもいいからなんとなく綺麗な、なんとなく今っぽい服を着ているというだけで、世の中はかなり生きやすくなると思います(本当は見た目や服で居心地が左右されない世の中になって欲しいけど)。

ユニクロなどのバリエーション豊富な、かつ試着しても買わないといけない雰囲気にならないところでいろんなワンピースを試着して、自分に似合う丈や形やサイズ感を把握しておくと良いです。あとはもうネットで買いまくるだけ。私の場合は膝下丈/首つまりデザイン/フィットするものよりすとんとしたシルエット/小さい柄より大きめの柄/適度にゆとりがあるもの…などがポイントっぽい。guユニクロZARAあたりで何枚か+テンション上がる系ブランドで何枚かの合計10枚ぐらいをローテーションしてます。
テンション上がる系ブランドはエンフォルド、リムアークとか。日本の大人の女性が作っているブランドの服は家庭で洗濯できたりポケットがついてたり実用的なものが多くて好きです。

こういうの。リムアーク、置き画だと何これ…?となる形だけど着るとかわいい。

タイツを統一する

基本の服をワンピースに決めたらそれに最適化したタイツを揃えます。タイツとワンピースの組み合わせなんて考えてられないので色も種類も一択にします。真っ黒よりもチャコールグレーの方がおしゃれっぽく見えるので(主観)、チャコールグレーのAmazonのセールのときに大量に買いだめしとこう。

こういうやつ。
おしゃれっぽく見える(主観)し柔らかい印象になるけどどんな色にも合うので、チャコールグレー推奨。

寒暖調節ツールを絞る

年度末はまだまだ寒いのでね……。重ね着をあれこれ工夫するのも良いですが、どれとどれを重ねたらいいかとか重ねた時のシルエットや動きやすさがどうなるかとかさまざまな検討課題が生じるので、この際寒い時の対応方法は3種類に統一します。

・厚手でゆったりしたカーディガン(濃色、淡色2種類)
・貼るカイロ
・腹巻

腹巻のおしゃれな言い方ってまだないよねと心配になった。お腹まわりを温めるのは大事。ウンナナクール、可愛い柄の腹巻がたくさんあって好きです。パンツタイプも便利。ヒカリエにお店があるよ。

かわいい。

「厚手でゆったりしたカーディガン」は着心地が良くて体を締め付けなくて暖かければなんでもいいのですが、ユニクロのメンズが便利です。どこでも入手できて、ボロボロになったらすぐ買い換えても躊躇ない値段。たまに会社で男性社員と被ります。

手間がかかる服は着ない

・アイロンが必要
・洗濯機で洗えず手洗いorクリーニングが必要
・ボタンが多い
・ひとりで着られない(バックリボン等)

などなど。綺麗な状態で着るために手間がかかるもの、着ることそのものが面倒なものはクローゼットの隅へ。着る前後の工数を考えて気が滅入るので、元気なときに着ようね。

着ていて楽じゃない服は着ない

・細身の服
・締め付ける服
・重い服

などなど。細身の服でも締め付ける服でもめちゃめちゃ可愛くて好きな服はあるけど、服によって削られても大丈夫なほどこの時期体力残ってないので、これも元気なときに着ようね。

眉毛をちゃんと描く

これはナメられないために重要。細い眉やふんわり薄眉ではなく、雑誌でいうとVERY、oggiBAILAあたりに登場するモデルさんみたいな、キリッとした濃いめの眉にする。
眉ティントでベースを作っておくと朝楽だよ。

眉毛がはっきりしてないと意志が弱そうな顔になるので、眉毛描いて気持ち強くしていくのが大事。

石鹸で落ちるメイクにする

クレンジングとかやってられんな……という日々なので、石鹸で落ちるメイクにして体を洗うついでに顔も洗う。MIMCとエトヴォスが発色も良く持ちもいいので便利。
ベースはラロッシュポゼのプロテクショントーンアップの新作ピンク系のやつ。顔色悪い族だから血色を足そう。

肌荒れしてるときや赤みがあるときはドクタージャルトのシカペアリカバー一択。


アクセサリーは指輪と時計だけ

イヤリングもネックレスも大好きだけど、服によって変えたくなって結局判断コストがかかる+装着に時間がかかるので……。元気なときに楽しもう。あとバングルは仕事中におさまりが悪くて気になってしまうので休日に。
指輪はよっぽど特徴あるデザインじゃない限り服によって合う合わないがあまりないので、最強に気に入っているものを3個ぐらい持っておこう。2020年のお気に入りはティファニーTシリーズです。来年はどうかな。
時計は結構服によって合う合わないがあるので、そのときヘビロテしてるワンピースやアウターに似合うもの。たぶんカルティエを来年も使っていることでしょう。


あとは、ちゃんと寝てご飯を食べて推しを見て楽しく暮らしてください。


なんだかんだ私は服やメイクが好きだし、できる限り装うことを楽しみたいのだ。仕事やその他の意思決定で酷使し凝り固まった思考の筋肉を逆方向にストレッチするように、毎日できるだけ心地よい服を着られるように工夫することで、自分の精神を健やかに保っているのだと思う。


来年のあなたの推しも元気ですか?
いろいろあるけど、日々を健やかにまっとうに生きていってください。

卒業について

かななんが卒業した。というか、最推しあやちょが卒業し、りなぷーが卒業し、かななんが卒業した。そしてむろたんとふなっきの卒業も控えている。


いまだに意味が分からなくて混乱しているし正直まだ受け入れられていない。気持ちの整理がついていない。でも、旅立つ子も残る子もファンに最大限気を遣っているのがわかって、動揺が走る中でも最高のパフォーマンスをしてくれていて、大変だし思うところもたくさんあるはずなのにライブでは超笑顔で、こんな時に、いやこんな時だからこそ、自分が推してきた彼女たちがやっぱり素晴らしい人間であることを再確認して、嬉しくて苦しい。


12/10のかななん卒コンは現地だった。どういうわけかチケ運が最高で、初の整番100番台。女専エリアの二列目に入れた。
豊洲PITは周りに何もなくて、早めに着いちゃってクソ寒い中1時間ぐらい立ちっぱなしで待ってて、さらに会場からライブ終了まで3時間ぐらいトイレも行けず立ちっぱなしで、体のコンディション的には最悪だったはずなのに、メンバーが目の前にいてキラキラしてて、ああかみこ目が大きい、りかこ本当に綺麗に動く、かむちゃんの関節のなめらかさすごい、ももなから目が離せない…などと思っている間にすぐ時間が経った。
Twitterの感想で「キャパ以外は完璧」というのを見かけたけど、まさにその通りだった。今思うとあの時すでにむろたんの卒業は(どこまで具体的に決まっていたかは不明だけど)おそらく決定していたんだろう。それでも未来に陰りなんて微塵も感じさせない笑顔とパフォーマンス。私の愛する人たちは、とんでもなく優しくて、強い。


おたくは勝手な生き物だと思う。有名になって欲しいのに近くにいて欲しい。自信を持っていて欲しいのに謙虚でいて欲しい。表現力を高めて欲しいのに、そのための経験はせずに純粋でいて欲しい。籠の中の鳥でいて欲しい。永遠に可愛くいて欲しい。一人で生きていけない、ファンがいないと生きていけない存在でいて欲しい。その先の未来を保証することなんて、できるはずもないのに。

だから彼女たちが踏み出す決意をしたことに、少し安心もしている。彼女たちが外に出たいと思った時にそうできる場所であること。出たいと言える場所であること。それは、彼女たちがいる場所が安全であるということだ。と、信じたい。


あやちょもりなぷーもかななんも、ふなっきもむろたんも、最高に可愛いだけのアイドルじゃない、愛と強さに溢れた人だ。
アイドルじゃなくなっても続く彼女たちの素晴らしい人生が、愛に溢れたものでありますように。

春とか花粉とかやなみん卒業とかあの子の卒業とか

新幹線の中が暇すぎでこの文章を書き始めている。先に予防線を張っておくけど、死ぬほどどうでもいいオタクの未練を長々綴っているだけである。


春だ。どうしようもなく春だ。10分おきに花粉を呪いながら生きている。ここ数年ひどい花粉症である。雑魚だから現代人がかかりそうな病に一通り罹っている。花粉症や外反母趾や偏頭痛など。そういえばハロプロでも外反母趾を理由に辞めた子いたな。雑魚だから皮膚も弱く、普通のティッシュだと10回ほどで鼻の下の皮がズルズルになるので鼻セレブが欠かせない。鼻セレブを開発した人は神。エリエールの贅沢保湿も神。この二つはどれだけハードに鼻をかんでも鼻の下の皮が健やかに保たれる。スコッティカシミヤタッチは40回ぐらいで鼻の下の皮がズルズルになるからほかに選択肢がないとき以外買わない。


花粉症であることを除けば春は比較的好きな季節である。厚着をしなくてもよく、伊勢丹のディスプレイはなんとなく明るい色に溢れ、桜を始めとする色とりどりの花が咲き始める。なんといい季節なのだろう。
でも、「春だから」ということを理由に、なにかを始めた方がいいんじゃない?となんとなく焦らされたり、環境の変化を受け入れないといけないんじゃない?となんとなく前を向かせられたり、嫌なことをリセットして忘れないといけないんじゃない?となんとなく気持ちの整理をさせられたりする、ふんわりとしたポジティブ思考圧はあまり好きではない。


春だからかは知らないが、この春もハロプロからメンバーが何人か卒業する。世間一般で6月が春に入るかはさておき、「春ツアーのラストで卒業」なのだから、ハロプロ的には6月は春なのだろう。昨日には一足先にやなみんが卒業した。ラストがZeppってどーーーーーー考えてもキャパ小さ過ぎるだろというツッコミは今更この事務所にしても仕方なく、また現地にもライビュにも行けなかった私が言えることではない。
やなみんの卒業ドレスはものすごく綺麗だった。大衆デリヘルか?というようなペラッペラのキャミソールを着せてはオタクを困惑させ、工事現場か?というような蛍光テープを多用した衣装をつくってはオタクを混乱させる事務所だが、卒業コンサートの衣装に関しては(比較的最近ではあるが)(とはいえハロオタにとっての「最近」とはここ5年単位のことである)信頼している。
やなみんのドレスは、カントリーガールズにおけるメンバーカラーである紫、Juice=Juiceにおけるメンバーカラーであるミディアムブルーが組み合わされた、妖精のように美しいドレスだった。ミニスカートの後ろにフィッシュテールのスカートを重ねたようなシルエットは伝説の一般人ことカントリーガールプレイングマネージャーももちの卒業ドレスを想起させ、華奢で愛らしいやなみんにとてもよく似合っていた。甘い顔立ちで小柄なやなみんのメンバーカラーが、一見似合いそうに見えるピンクやオレンジなどの暖色ではなく、ミディアムブルーと紫という寒色であることの妙を、今さらながら痛感した。
ももちのラストコンサートの「愛おしくってごめんね」でももちの後ろに映り込みながらずっと困り顔をキープし続けていたやなみんは、デコ出しで髪がさらさらで、「あらあらふなちゃんお下品ですわ」に代表されるように、品行方正優等生なひたすらかわいい女の子だった。でも卒業式のやなみんは、ももち先輩の卒業を乗り越え、Juice=Juiceでパフォーマンスの幅を広げ、前髪を切ってビジュアルでも新境地をひらいた、美しい大人の女性だった。


アンジュルムのライブツアーが終わった。いよいよコンサートツアーが始まる。コンサートツアーの最終日は、あの子の卒業式だ。


彼女はどんなドレスを着るんだろう。どんな髪型で、どんな色のリップを塗るんだろう。アンジュルムとして最後に歌う歌はなんだろう。℃-uteのラストコンサートのときみたいに、赤ちゃんみたいな泣き顔で泣くんだろうか。それとも、最後までリーダーとして強くみんなを引っ張る菩薩のような表情でいるんだろうか。夢見た15年を、どう締めくくるんだろうか。


未だにやなみんが卒業した実感がない。きっとあやちょの卒業コンサートの翌日も、私はこうして実感をもてないままだらしなく引きずっている気がする。その次のコンサートに行って、あやちょがいないアンジュルムを見て、卒業したことに始めて気づくんだと思う。


春に卒業するのは、ある種の優しさかもしれない。私はハロオタだから、「旅立ちの春が来た」を聞いて「心配いらないよ 大きくなってくるよ」とあやちょとアンジュルムメンバーの明るい未来を想像することができるし、「友よ」を聞いて「ありがとう出会ってくれたことずっとずっと」と思うことができるし、「タチアガール」を聞いて「夢だけじゃ生きられない」「怖いけど自分で決めなきゃ 私の進路だもん」とメンバーの選択を尊重することもできる。


どうか最後の日も、その先も、あやちょとアンジュメンバーが笑顔でいられますように。私も前を向けますように。

苦手な話と今キミの話

先日「地雷ってありますか?」という会話をしていて思い出した、地雷ってほどじゃないけど「本人たちが幸せならばそれでいい」(メリバっていうの?)系の話が苦手だなあという話と、今キミはいいぞという話です。


乙女向け作品には「狂愛」や「歪んだ愛」や「危険な恋」を要素として含む作品がまあまあの割合で存在していて、それらは比較的高い確率で「(一般常識に照らして解釈すると必ずしも幸せとは言えないけど)本人たち(あるいは、ヒロインかヒーローの少なくともどちらか)は幸せ」というエンディングを迎える、気がする。

たとえば帰り道で拉致され、強制的に結婚させられるけど男性は大金持ちで何不自由ない暮らしをさせてくれ、深く愛されて暮らす、とか。これはヒロイン明確に嫌がってたけど。
たとえば出会った運命の人がマフィアで、諸々あって一緒に海外に逃亡する、とか。これは幸せな話だったけど。
たとえば足を縛られた状態で監禁され、紆余曲折の末逃れるために足を切断する、とか。
たとえばあられもない姿を生放送で晒してしまったけど君は永遠に僕と幸せな檻の中にいようね♡とか。

主人公であるところのヒロインは拉致されたり傷ついたり孤独になったりなんやかんや酷い目にあっている。けどまあたぶん見方によっては幸せである。そんな話。
でも、ついつい、えっ周りの人はこれをどう思ってるの?どう受け止めてるの??と思ってしまって、純粋に楽しめない。

しなくていいのに想像してしまう。いきなり娘を失った親や、大事な人を傷つけられた誰かの気持ちを。残された人が向き合わなければならない空白や、やり場のない怒りや悲しみを。愛情を注いだ誰かの、生々しい感情を。
いきなり家族が足切断して帰ってきたらショックだし傷つくし、守れなかった自分を責めてしまうと思う。昨日まで家にいた娘がいきなり帰ってこなくなったらパニックになるなんてもんじゃないし、友だちがいきなりネットで炎上したら驚いたり心配になったり怖くなったり怒ったりそんな自分に嫌気がさしたりで精神が死ぬと思う。


人間の感情はいつだってフィクションのようにクリアじゃなくて、割り切れなくて、重たくて生々しくて切実だ。本人たちが幸せだから(他の人がどんな感情を抱こうと)それでいいというのは、他の人の感情をスルーすることと同義だ。それは、「他の人」になってしまった誰かにとって理不尽で、暴力的なのだ。だから、せめてフィクションの中では、誰かの複雑な感情のうえに立たない幸福が描かれていて欲しい、と思う。全員幸せになるなんて無理な話だけど、誰かの不幸とともに成り立つ幸福よりも、そうじゃない幸福の方が、こころに優しい。


そんなわけで最近は終始ハッピーな作品が好きです。
誰かを好きになることで自分も周りも幸せになるような、そんな話。みんな今キミを聴こう。

今、隣のキミに恋をする。CASE3 朝日奈 朔

今、隣のキミに恋をする。CASE3 朝日奈 朔

今、隣のキミに恋をする。CASE2 東屋大志

今、隣のキミに恋をする。CASE2 東屋大志

今、隣のキミに恋をする。CASE1 一ノ瀬 司

今、隣のキミに恋をする。CASE1 一ノ瀬 司


朔さんはヒロインに恋をすることで家族と向き合うことができたし、司くんの一途な気持ちは引っ込み思案だったヒロインに自信を与えたし、大志くんはヒロインの言葉に勇気付けられて自分の道を選び取ることができた。どのお話もとても温かくて優しくて、安心してリピートしています。


余談ですが、主人公に肉親がいなかったり、友だちが描写されてなかったり、分かりやすく天涯孤独設定にされていると、「お気遣いありがとうございます」と思ってしまう。ああこの人がどんな目にあっても悲しむ人はいないのね、と思えるから。ディアラバなんかが私の中ではそのカテゴリ。たぶんそういう意図の設定ではないと思うけど。でも、安心してお話に没入することができて個人的には嬉しい。