電車で隣に座った男子がやばい子だった話
硬派男子だと甘く見ていたらとんでもない才能溢れる男子を覚醒させてしまっていた話です
- アーティスト: 東屋大志(CV:松岡禎丞)
- 出版社/メーカー: インディーズ
- 発売日: 2018/11/28
- メディア: CD
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硬派穏やか×不器用な他校生
硬派穏やか
硬派
今キミ大志くんを聴きました。
以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。いろいろ最高すぎてうまくまとめられなかったので長いです。
朔さん・司くんと違って物語は大志くんのモノローグから始まります。え、これ主人公ヒロインじゃなくて大志くんじゃん?大志くん目線でヒロインを攻略するCD。新鮮。ヒロインが超いい子(後述)かつ大志くんが超応援したくなる子(後述)なのでこれで全然いい。
今キミは全部そうなんですけどまずシチュエーションが夢があって素敵ですね。電車で英語の勉強してたら隣の席に座ってた女子高生が英語の意味を教えてくれるってもう恋に落ちるしかないし「僕はあの日、隣のキミに恋をした」ってなるわ。でも“Failure teaches success”は英単語じゃなくて英熟語だよ!そしてこのレベルも危うい大志くんの学力にお姉さんはちょっと不安になったよ!
大志くん普段「俺」なのに最初のモノローグだけ一人称「僕」なのはわざとなのかうっかりなのかどっちなんでしょうね。意図的にだとしたら、初めての恋に新しい世界がひらけたことを表しているようで好きです。人称の変化はその人に内在するものの変化を表していると思う。
カントリー・ガールズ『Good Boy Bad Girl』(Country Girls[Good Boy Bad Girl]) (Promotion Edit) - YouTube
僕から俺になっても幼さに泣いてる
女子高生に逆ナン(逆ナンって今でも通じる?)されて「お願いだからそれ以上近寄らないで」って言っちゃってから焦るところ、素直だけど不器用ないい子なんだなって感じました。気分が悪い人を見かけてすぐに水を買って渡してあげる(自販機で買ってるっぽいSEしてた)ヒロインもすごくいい子。困ってる人を見かけてすぐ行動するってなかなかできることじゃないですよね。もうこの時点でこの2人、幸せになって欲しい。
連絡先を聞くのに超緊張している様子も微笑ましかったです。お互いお礼し合おうとしている2人。何この推せるカップル。もっと話したいだろうに今(朝の通学中)引き止めるのではなく今日の夜連絡するね、という気遣いもできる男、コミュ障じゃなかったら絶対モテモテだと思う。どうでもいいけど今の高校生はまだメアドと電話番号を共有し合うことをもって連絡先交換とするのでしょうか。LINEじゃないのかな?
有言実行、早速その日の夜電話しちゃう大志くん。偉い。できる男は仕事が早い。ちゃんと「今平気?」って聞くのも偉い。デートに誘う言葉が「君の時間を俺にくれませんか」なの、めちゃめちゃ可愛くないですか????
デートもとにかくとにかく可愛いから聴いて欲しいです本当に。ヒロインをなかなか褒められなくて「すごく……あれだね……新鮮というか……」ってうだうだ言ってるとこ、ネガティブに捉えられかねないんじゃとハラハラしました。あれってどっちの意味?!ってなると思う。ヒロインに(たぶん)かっこいいって言われたときの「かっこうぃい?!?!」(裏返ってる)も可愛い。松岡さんすごい。やっとヒロインに可愛いって言えたと思ったら「口が滑って、いや口は滑ってないんだけど!」と言い訳するのも超可愛いです。どっちやねん素直に褒めろや。聴いててにやにやしてしまう。女性にかける言葉のレパートリーが少ないんだろうなってことを終始うかがわせる大志くん、応援せざるを得ない。
と思ってたらさらっと触れたりするわけですよ!!普通に乙女ゲーでよくあるやつじゃん!と思っちゃったけどやった後大志くん自身が死ぬほど焦ってるのめちゃめちゃ面白いですね。小さい妹がいて、とのことですが優しくて自慢のお兄ちゃんなんだろうな。最初の女子高生への態度といい妹への普段の態度といい、女の人は苦手なんだろうけど女性を人としてきちんと大切にできる子なんだろうなと思います。超いい男子高校生だな……。
人の顔色をうかがってしまって言いたいことを言えない苦悩を吐露する大志くん。素直に言ったところで相手に嫌な思いをさせるかもしれない、それは確かにそうだよね、でもそれは相手への諦めでもあるよね、うーん……と思っていたらヒロインは(たぶん)思ったことをきちんと言葉にして伝えられるタイプのようです。そういう点でもこの2人相性良さそう。早く付き合って欲しい。
相手の返事を聞かないうちに「嫌だったら断って!!」と先回りして安全策をしてしまうあたり、自分に自信がないんだろうなって感じですね……大丈夫だ君はイケメン高身長で内面も申し分ないよと言ってあげたい (でも勉強はもうちょっと頑張った方が良いと思う)
2回目のデートは終始ひたすら可愛いしにやにやしてしまいました可愛い この辺になってくると大志くんもだいぶ口が滑らかというか思ったことを素直に口にできるようになっていて、ヒロインをさらっと褒めるし手を繋ぎたいとか言い出すし手をつなぐことをOKしたら嬉しいって素直に言うし手が小さくて可愛いとか言うしヒロイン照れさせられっぱなしです。このあたりからあれ、実はこの人女性を褒めるのめちゃめちゃ上手いのでは……という疑惑が頭をもたげてきます さっき素直に褒めろやとか思ってごめん
告白のシーンはこれぞシチュCD〜〜〜って感じでもう最高だったので聴いてください
ヒロインに出会って恋をして、変化していく自分に戸惑って、でもそれは決して嫌じゃなくて、頭が好きな人のことでいっぱいになってしまうこの……これが恋だよね ……告白OKされて「どうしよう」ってなっちゃうところがまた可愛い……「夢かな」とか言ってておたくかなって思いました
部屋で仲良くする(直喩)シーンは本当にこれ最初同一人物か?って思いました。えろ。素直に褒めろやとか思ってまじでごめん。めちゃめちゃ素直に好き好き言ってて最初とのギャップに死にそうになりました。ここと最後のトラックは女性向けレーベルの本気が感じられます。リジェかと思った。
このまま平和に終わるのかなって思ってたら平和なだけでは終わらないこの……。
いろんな意見がありそうですが、弱気で自信がなかった大志くんが自分の未来を自分で考えて選択できるようになったことは彼にとってとても喜ばしいことで、そうなれたのはヒロインに出会ったからで、でもそのせいでヒロインと離れてしまうという……何この切ない話……。
弱虫でごめん、と声を震わせて謝るシーン、松岡さんまじですごいなってなるので本当に聴いて欲しいです。彼女といると毎日が彩られていくようだった、うんうん恋ってそういうことだよね……。
最後、2人が始まった場所である朝の電車でもう一度告白するのがとても好きです。キラキラした朝陽が差し込む明るい電車を勝手に想像しました。隣に座ってくれる?と尋ねるのも、再度告白するのも、遠距離を選ぶのも、最初の頃とくらべてかなり成長が感じられてすごい。強いな。強くなったのはきっとヒロインに出会えたからですね。
最後のトラックはこれからR15推奨CD始まるかなって思うレベルのエロさだったのであれ……本当にこれは最初声が裏返ってた人……?と脳が混乱しました。ヒロインのことがめちゃめちゃ愛しいんだろうなって伝わってきて松岡さんプロフェッショナルありがとうとしか言えない 聴いて
正直に想いを伝えることはいつだって怖いし、誰も彼もきっと違うどうしだから分からなくて当然だし、でも、だからこそ歩み寄れるし触れ合えるよろこびがあるんだよねきっと。
アンジュルム『46億年LOVE』(ANGERME [4.6 Billion Years Love])(Promotion Edit) - YouTube
誰も彼も きっとちがう同士
わかんなくても当然 ダイバーシティ
傷ついたら「傷ついたよ」と
伝えられたら…
それぞれのペースでそれぞれに幸せになって欲しいなあ。大志くんと司くんは同じクラスのようなので彼女トークしてて欲しい。司くんはきっと大人しそうな大志くんが予想外に進んでいることにびっくりすると思うよ!
\CASE2💙東屋大志(CV:松岡禎丞)描き下ろしイラスト公開!/
— 【公式】今、隣のキミに恋をする。 (@imakimi_ml) 2018年11月27日
小島ちな先生描き下ろし♥ 明日11/28発売予定 CASE2より東屋大志の描き下ろしイラスト①を公開です✨「司に見られてた……!?」とクラスメイトの司とのやり取りにも注目です♥ 予約→https://t.co/GDxPBmGIt2 #今キミ pic.twitter.com/a1z0jz2bqY